2021年2月、UQモバイルから新プランがリリースされました。
この記事では、UQモバイルの新プランがどれくらいお得なのかを、旧プランやauの新プランであるpovoと比較しながらチェックしていきたいと思います。
料金以外の特徴や申し込み方法についても解説していきますので、UQモバイルを検討されている方や旧プランを利用している方は、ぜひ参考にしてください。
UQモバイル新プラン「くりこしプラン」の特徴とは?
まずは、新料金プランである「くりこしプラン」の概要を確認していきましょう。
くりこしプランS | くりこしプランM | くりこしプランL | |
データ容量 | 3GB | 15GB | 25GB |
月額 | 1,628円 | 2,728円 | 3,828円 |
速度制限時 | 300Kbps | 1Mbps | 1Mbps |
通話料金 | 22円/30秒 | ||
通話オプション | 以下の3つから選択可能 ・月60分の国内通話が定額→550円/月 ・10分かけ放題→770円/月 ・国内通話かけ放題→1,870円 |
||
契約期間 | なし |
※税込表示
新プランの開始は2021年2月1日~
UQモバイルの新料金プランは2021年1月に発表され、2月1日からサービスの提供が開始されました。
通常、格安SIMは大手キャリアのサブ回線を利用するため、通信速度が大手キャリアに比べると劣る傾向がありますが、KDDIのサブブランドであるUQモバイルはau 4G LTE回線を使えるため、高速回線を楽しめるのが特徴。
そのメリットは、新プランでもしっかりと受け継がれています。
また、KDDIはこれまで「au」を5Gブランド、「UQモバイル」を4Gブランドと分けていましたが、2021年夏からUQモバイルでも5GBサービスの提供を開始する予定です。
データ容量は3GB/15GB/25GBから選択可能
選べるデータ容量は、3種類。3GB/15GB/25GBの3プラン用意されていますので、データ通信の利用頻度に応じて最適なプランを選びましょう
また、データ容量の繰り越しも自動で行われますので、余った容量が無駄になることもありません。
くりこしプランS(3GB) | くりこしプランM(15GB) | くりこしプランL(25GB) |
1,628円(税込) | 2,728円(税込) | 3,828円(税込) |
月額料金はプランによって異なり、別途通話料金が発生します。
月間3GBで1,628円(税込)は最安値クラス
今回の新料金プランの注目ポイントは、「くりこしプランS(月間データ容量3GB)の月額料金が安い」という点です。
格安SIMの他社料金を確認すると、3GBプランの料金相場は月額1,628円~1,760円(税込)ほど。
現在、3GBプランで最安値を提供しているのが「LINEモバイル」と「OCN モバイル ONE」で、その料金は月額1,628円(税込)です。
つまり、UQモバイルの新料金プラン「くりこしプランS(月間データ容量3GB)」は、格安SIMの中でも最安値価格ということですね。
旧プラン「スマホプランS」(月間データ容量3GB)と「おしゃべりプラン・ぴったりプラン」のプランSと比較すると、以下のようになります。
月間のデータ容量 | 月額料金 | |
くりこしプランS | 3GB | 1,628円 |
旧プラン「スマホプランS」 | 3GB | 2,178円 |
旧プラン「おしゃべりプラン・ぴったりプラン」のプランS | 3GB | 2,178円 |
※税込表示
旧プラン「スマホプランS」より新料金プランの方が550円(税込)も安いです。
「くりこしプランM」や「くりこしプランL」は他社と比較しても平均的な価格設定ですが、1か月のデータ容量が3GBで足りるライトユーザーであれば、最安値レベルでの利用が可能です。
速度制限は300Kbps/1Mbps
2つの通信速度制限
各プランのデータ容量を使い切ってしまうと、以下の速度制限がかかります。
- くりこしプランS:300Kbps
- くりこしプランM:1Mbps
- くりこしプランL:1Mbps
この速度制限が解除されるには、翌月まで待たなければなりません。
とはいえ、大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)の一般的な通信制限毒度は128 Kbpsです。
くりこしプランSの通信制限速度であっても2倍以上速さでインターネットが可能なため、そこまで不自由を感じることはないでしょう。
300KbpsあればLINEやSNSの利用やWebサイトの閲覧は問題ありませんし、1Mbpsあれば中画質のYouTubeを視聴することも可能です。
節約モードも利用可能
UQモバイルには「低速通信(節約モード)」が用意していて、このモード中であればいくらネット検索をしてもデータ消費にカウントされません。
会員サイトから「低速通信(節約モード)」に変更すれば速度制限時の通信速度でネット接続ができるようになりますので、上手に切り替えを行うことでデータ容量の節約が可能です。
データの追加チャージも可能
UQモバイルでは、「UQ mobile ポータルアプリ」または「データチャージサイト」からご購入することができます。
通話オプションは3種類
通話料金は、国内通話税込み22円/30秒となりますが、以下の通話オプションに加入することでお得に通話をすることができます。
- 月60分の国内通話が定額:550円/月(税込)
- 10分かけ放題:770円/月(税込)
- 国内通話かけ放題:1,870円(税込)
通話の利用頻度とスタイルに応じて、必要なオプションを選択しましょう。
また、データのみのプランも用意されています。音声通話が必要ない方については、「データ高速プラン」か「データ無制限プラン」を検討してください。
データ高速プラン | データ無制限プラン | |
月額基本料金 | 1,078円 | 2,178円 |
通信制限 | 月間3GB | 無制限 |
最低利用期間 | なし | なし |
※税込表示
データのみのプランを利用すれば、新プラン「くりこしプラン」よりもさらに料金を下げられます。
学割を適用可能
UQモバイル新プランには、UQ学割という割引サービスがあります。
契約者または利用者の年齢が5歳以上18歳以下の場合、本人だけでなく家族全員が以下の割引を受けられます。
くりこしプランS | くりこしプランM | くりこしプランL | |
月額 | 1,628円 | 2,728円 | 3,828円 |
UQ学割 | △638円(翌月から8か月間割引) | △1,738円(翌月から12か月間) | △1,738円(翌月から12か月間) |
※税込表示
増量オプションⅡ
UQモバイルは各プランで設定されたデータ量を超過した場合に通信速度が制限されます。通信速度制限を解除するためには、次の料金を支払い追加でギガを購入する必要があります。
増量オプションⅡは基本料金に550円追加することで、下記のように月に利用出来るギガが増量となります。
くりこしプランS +5G | くりこしプランM +5G | くりこしプランL +5G | |
---|---|---|---|
月額料金 | 2,178円/月 | 3,278円/月 | 4,378円/月 |
データ容量 | 3GB/月+2GB | 15GB/月+5GB | 25GB/月+5GB |
データ超過時の通信速度 | 最大300kbps | 最大1Mbps | 最大1Mbps |
UQモバイルのデータ量は3GB、15GB、25GBの3種類ですが、15GBまではいらないけれど3GBじゃ足りない人や同じように15GBじゃ足りないけれど25GBまでは必要ないというに向けたオプションが「増量プランⅡ」です。
くりこしプランSなら2,200円分のデータ量が550円、くりこしプランMとLなら5,500円分のデータ量が550円追加で利用することが出来るので通常プランではちょっと足りないという人には非常に便利なプランです。
UQモバイル新プランと「au」・「povo on au」を比較!料金がお得なのは?
2021年1月、KDDIから以下3つの新料金プランが発表されました。
au | povo on au | UQ モバイル | |
プラン | データ使い放題 7,238円/月 |
20GB:2,728円/月 | 3GB:1,628円/月 15GB:2,728円/月 25GB:3,828円/月 |
開始日 | 3月 | 3月 | 2月1日 |
特徴 | 安心の使い放題 | オンライン申し込みのみ | シンプルな料金プラン 手ごろな料金体系 |
※税込表示
「au」「povo on au」「UQモバイル(新プラン)」それぞれの料金や特徴を比較していきましょう。
月間3GBで足らない場合は「povo on au」の方がお得
料金面でみるとUQモバイルが最も安いのは間違いありませんが、それはあくまで月間3GBプランを選択した場合です。
それ以上のデータ容量を必要とする場合、「povo on au」が20GBで月額2,728円(税込)に対して、UQモバイルは15GBで月額2,728円(税込)。同じ月額金額で「povo on au」の方が、5GB多くデータを利用できます。
ただし、「povo on au」の申し込みがオンラインのみに限定されている点は注意してください。
また、自宅や職場、学校にWi-Fi環境がある方や、「低速通信(節約モード)」でも不自由なくネットが楽しめる方は、3GBプランが安いUQモバイルを選びましょう。
UQモバイルは対応機種が少ない
UQモバイルはauのサブブランドのため、「au」「povo on au」と比較すると端末の対応機種が少ない点がデメリットです。
UQモバイルオンラインショップから「端末+SIM」で申し込みができますが、機種は限定的になります。
機種にこだわりがある方は、SIMのみを申し込んで端末は別購入することをおすすめします。
UQモバイルの動作確認端末はこちらで確認可能です。
https://www.uqwimax.jp/mobile/products/sim/devices/
UQモバイル新プラン「くりこしプラン」の注意点
UQモバイルの新プランには、以下のような注意点があります。
- 各種割引が適用されない
- 旧プランには戻せない
各種割引が適用されない
UQモバイルの新プランでは、UQ学割以外の以下の割引が適用されません。
- UQ家族割
- マンスリー割
- スマトク割
- 長期利用割引
- 継続利用割引
- ギガMAX月割
特に、家族で2回線目を契約した場合に毎月500円が割引される「UQ家族割」、UQ WiMAXとセットで毎月最大500円の割引がされる「ギガMAX割」を利用されている方は、注意してください。
旧プランには戻せない
新プランへは無料で変更できますが、一旦新プランに変更すると旧プランに戻すことはできません。新プランへの変更は、慎重に行いましょう。
上記で触れたように、旧プランで各種割引が適用されていても新プランでは適用されない場合も多いです。
公式HPから事前に料金の試算が可能ですので、乗り換え前に試してみてはいかがでしょうか。
>>UQモバイルの料金シミュレーションをしてみる(https://www.uqwimax.jp/mobile/simulation/)
UQモバイル新プランはライトユーザー向けの格安プラン
UQモバイル新プランは旧プランよりも内容がシンプルになり、選びやすくなりました。
特に、インターネットのライトユーザーの方や、Wi-Fi環境が整っているのでそこまでデータ容量を必要としない方なら、格安で利用することができます。
「くりこしプランS」の月額料金1,628円(税込)は、格安SIMの3GB相場と比較しても最安値。
ぜひ、新しくなったUQモバイルをお得に利用してください。